オイルレポート10月5日号

市況総括

≪今週≫
今週の元売り仕切り価格は、全油種で「-0.2円」の改定となりました。原油コストは元売り3社ともに「-0.5円」(週次:-1.4/月次:+0.9)、補助金が「-0.3円」でした。(ガソリン全国平均は170.2円)



≪来週≫

次回の元売り改定は、全油種「-0.3円〜+0.2円」の予測です。原油コストは「-8.5円〜-8.0円」、補助金は「-8.2円」の見込みです。(ガソリン全国平均は170.0円)

【原油・為替総括】

1.中東情勢の緊迫化再燃で原油反発、ブレントは再び100ドル大台を回復
中東情勢を巡る地政学的リスクが再び高まり、供給途絶への警戒感から原油先物価格が急反発しました。週半ばまで軟調だったWTI原油先物は1バレル=92ドル台へ上昇し、北海ブレント原油先物は前日比4%超急騰して再び100ドルの大台を突破。市場ではエネルギー供給網への直接的影響に対する買いが優勢となっています。

2.OPECプラス合同閣僚監視委員会(JMMC)を前に11月以降の生産方針へ関心
10月4日のOPECプラス有志国会合および合同閣僚監視委員会(JMMC)の開催を控え、市場の注目が集まっています。10月の増産見送りと生産枠据え置きに続き、原油価格の乱高下や中東情勢の長期化を踏まえ、11月以降の需給調整方針や増産再開の時期について主要産油国間での協議が本格化しています。

3.米ISM支払い価格指数の高止まりと原油高で、世界的なインフレ再燃に警戒感
米国の9月ISM製造業景況指数で支払い価格指数が77.9まで上昇し、原油価格急伸と相まって物価上昇圧力への警戒感が広がっています。エネルギーコスト増に伴うインフレ長期化懸念から米長期金利が高止まりし、株式市場の重荷となるなど、中東リスク起因の原油高が金融市場全体へ波及しています。