
市況総括
≪今週≫
今週の元売り仕切り価格は、全油種で「-0.1円」の改定となりました。原油コストは元売り3社ともに「+0.5円」、補助金が「+0.6円」でした。(ガソリン全国平均は170.1円)
≪来週≫
次回の元売り改定は、全油種「-0.3円〜+0.2円」の予測です。原油コストは「-0.5円〜±0円」、補助金は「-0.2円」の見込みです。(ガソリン全国平均は170.0円)。
【原油・為替総括】
1.フーシ派のリヤド空港攻撃で中東緊迫化、WTI原油が97ドル台へ続伸
イエメンの反政府勢力フーシ派がサウジアラビアの首都リヤドの空港等を標的に攻撃を実施し、域内諸国が非難を表明するなど地政学リスクが再び急高揚しました。エネルギーインフラや供給網への波及懸念から買いが優勢となり、WTI原油先物は1バレル=97ドル台後半へ急伸し、100ドルの大台に迫る展開となっています。
2.IEA月報が2027年の「供給不足」警告、中東不通長期化で需給逼迫感
国際エネルギー機関(IEA)が最新の石油市場月報を公表し、中東情勢の混乱長期化と主要国の在庫取り崩しにより、2027年にかけて世界的な原油供給不足が深刻化するとの予測を示しました。ホルムズ海峡の運航不全が長引く中、中長期的な需給緊迫シナリオが現実味を帯び、市場の下値を強固に支える要因となっています。
3.米EIA原油在庫が予想外の大幅減少、原油高に伴うインフレ懸念が再燃
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油統計で、米国の原油在庫が市場予想に反して大幅減少に転じたことが判明しました。中東からの輸入減少を受けた国内在庫の取り崩しが進んでおり、ガソリン価格の高止まりや世界的なインフレ再燃懸念を通じて、各国の金融政策や為替市場への売り圧力として波及しています。
