
市況総括
≪今週≫
今週の元売り仕切り価格は、全油種で「+0.3円」の改定となりました。原油コストは元売り3社ともに「-6.0円」、補助金が「-6.3円」でした。(ガソリン全国平均は169.5円)
≪来週≫
次回の元売り改定は、全油種で「+0.1円〜+0.6円」の予測です。原油コストは「-6.5円〜-6.0円」、補助金は「-6.6円」の見込みです。(ガソリン全国平均は169.7円)
【原油・為替総括】
1.中東情勢緊迫化による原油高と為替への影響
今週前半、米国とイラン間の緊張激化など中東情勢の悪化を受け、原油供給への不安から原油価格が上昇しました。
中東原油指標も上昇し、金融市場ではインフレ懸念から米金利が上昇。これに伴い、外国為替市場では円安ドル高が進行し、
円相場は一時1ドル=160円台半ばまで下落するなど、市場全体に大きな影響を与えました。
2.米イラン攻撃中止・停戦報道で原油価格が一転急落
週後半の11日、米国の対イラン攻撃中止表明や、米国とイランの停戦合意が近いとの報道が伝わり、状況が一変しました。
中東情勢の不透明感から一時買われていた原油は急落し、WTI原油先物は1バレル=87ドル台へと大きく値を下げました。
この原油安と米金利低下は米国株の追い風となり、主要株価指数は大幅に上昇しました。
3.日本の企業物価指数が6.3%上昇、中東情勢の悪化が波及
10日に日銀が発表した5月の国内企業物価指数は前年同月比6.3%上昇し、3年2カ月ぶりの高い伸びとなりました。
中東情勢の悪化に伴う原油価格の高騰が要因で、石油・石炭製品や化学製品が大きく上昇しました。
また、ホルムズ海峡の実質的封鎖等の影響で物流に支障が生じ、非鉄金属の価格急騰を招くなど川上物価を押し上げています。
