
市況総括
≪今週≫
今週の元売り仕切り価格は、全油種で「+0.2円」の改定となりました。原油コストは元売り3社ともに「-12.0円」、補助金が「-12.2円」でした。(ガソリン全国平均は169.8円)
≪来週≫
次回の元売り改定は、全油種で「-0.3円〜+0.2円」の予測です。原油コストは「-6.0円〜-5.5円」、補助金は「-5.7円」の見込みです。(ガソリン全国平均は170.0円)
【原油・為替総括】
1.ホルムズ海峡のタンカー出航本格化で原油急落、上げ幅を帳消しに
米国とイランの合意署名を受け、これまでホルムズ海峡周辺で足止めされていたタンカーの出航が本格化しました。供給途絶リスクが大幅に剥落したことで、原油価格は急落。北海ブレント原油先物は4.3%安の1バレル=73.74ドル、WTI原油先物は3.9%安の70.34ドルで引け、中東緊迫化以降の上昇分をほぼ帳消しにしました。
2.イラクが西クルナ2油田の操業停止を指示、タンカー不足が直撃
中東情勢の緊張緩和が進む一方で、物流網の正常化には一部でミスマッチが生じています。イラク石油省は、主要な西クルナ2油田の全面的な操業停止を指示しました。周辺海域での混乱の余波により、輸出用の原油搬出タンカーが依然として不足していることが原因であり、産油国側の供給実務への課題が浮き彫りとなりました。
3.ホルムズ海峡で一時的な船舶攻撃報道、原油価格は4日ぶり反発
25日、ホルムズ海峡を航行中の船舶がイラン側に攻撃されたとの一部報道が伝わり、市場に緊張が走りました。正常化へ向かう中での突発的な地政学的リスク再燃への警戒感から、それまで連日下落していたWTI原油価格は2.24%高の72.44ドルへと4営業日ぶりに反発し、依然として情勢への過敏な反応が続いています。
