オイルレポート7月6日号

市況総括

≪今週≫
今週の元売り仕切り価格は、全油種で「+0.2円」の改定となりました。原油コストは元売り3社ともに「-1.0円(内訳:週次-5.9、月次+4.9)」、補助金が「-1.2円」でした。(ガソリン全国平均は169.8円)

≪来週≫

次回の元売り改定は、全油種で「-0.4円〜+0.1円」の予測です。原油コストは「-3.0円〜-2.5円」、補助金は「-2.6円」の見込みです。(ガソリン全国平均は170.0円)

【原油・為替総括】

1.WTI原油は68ドル台へ続落、ホルムズ海峡の供給回復が上値を抑える
中東情勢の緊迫化が和らぎ、最大の懸念だったホルムズ海峡経由の原油供給が本格的に回復を続けています。地政学的リスクに伴うプレミアムの剥落が主導する形で、今週のニューヨーク原油先物(WTI)価格は一段と下落。節目の70ドルを割り込み、一時67ドル台、終値ベースでも68.49ドルへと続落しました。

2.OPECプラス、中東緊張緩和と原油下落を受けた追加減産の議論を視野に
原油価格が60ドル台へと急落したことを受け、OPECプラス内で警戒感が強まっています。ロイターなどの報道によると、中東の地政学的リスク後退による価格下落を食い止めるため、次回会合に向けて現行の自主減産枠の維持や、さらなる追加減産の可能性を模索する事前協議が一部の主要産油国間で始まった模様です。

3.日本国内のレギュラーガソリン価格、中東安を受け先安観も目先は高止まり
原油相場は下落傾向にあるものの、国内のガソリン価格への反映には時差が生じています。今週発表されたレギュラーガソリンの全国平均価格は、これまでの原油高や政府の支給補助金調整の影響を受け、依然として高水準を維持。ただし、中東情勢の沈静化に伴い、今後は段階的に値下がりするとの見方が強まっています。